この度、延暦寺大霊園の園長に就任いたしました延暦寺一山円竜院住職の宮本祖豊です。

さて、私たち現代人はご先祖様やお墓とどう関わればよいのか?

昨今、科学技術における医療の目覚ましい発達により人生百年の時代となってきましたが、時代と共にご先祖さまやお墓に対する考え方もかなり変わってきました。それは現代の人が目に見えない神様・仏様やご先祖様はいないとか考える人が多くなって来ているということです。

しかし、昔から人は亡くなったら全て終わりではなく、その魂は生きる続けると考えられてきました。

従ってお墓参りは単に石塔に会いに行くわけでなく、ご先祖様に会いに行くのです。ご先祖様に好きな食べ物をお供えし、語り掛けます。
それは独り言をいっているの訳ではなく、その声はご先祖様の魂に届いており、ご先祖様は常に私達を見守ってくれています。

今、私達自身がいるのはご先祖様がいたからこそ今日の私がいます。

人間関係の希薄な時代と云われる今日こそ、お墓参りに依ってご先祖からの繋がりを感じ、
確かな自分自身の存在を知る機会として欲しいと存じます。

合掌